稲川竜生の 『健康美人塾』

善玉乳酸と悪玉乳酸――ガンを防ぐ乳酸、増やす乳酸

2025.12.19

 

 予防医学指導士  稲川竜生の “健康美人塾“ -3 

 

善玉乳酸と悪玉乳酸――ガンを防ぐ乳酸、増やす乳酸

 

善玉菌が発生する乳酸はガンを予防し、体内でガン細胞が発生する乳酸は体内を酸性にしてガン細胞を増殖させる

 

稲川 竜生
日本予防医学会認定 予防医学指導士
日本アクティブエイジ指導協会 代表理事

 

皆さんこんにちは。
最近インフルエンザが原因で12月の食事会が3件も新年会に変更になりました…

今日は、下記のようなご質問をいただいたのでお答えしていきます。

「体内に乳酸が蓄積して体内が酸性に傾くとガン細胞が増殖しやすいと聞きますが、乳酸菌をたくさん取って腸内細菌がたくさん乳酸を作ったら逆にガンになりやすいのでは?」

体内乳酸とガンの関係は、乳酸菌の働きとガン細胞が生成する乳酸とで全く異なります。それぞれについて説明しますね。

 

 

乳酸菌とがん予防

乳酸菌は腸内に生息する善玉菌の一種で、腸内環境を整えることで免疫力を高め、がんの予防に役立ちます。

 

乳酸菌による腸内環境の改善

乳酸菌は乳酸という酸性の物質を作り出し、腸内を弱酸性に保ちます。これにより、病原菌などの悪玉菌が増えにくい環境になり、腸の健康が維持され大腸ガンを防ぎます。

 

免疫力の活性化

乳酸菌を食べると小腸のパイエル板という免疫センサーによって認識され、免疫細胞を刺激することで、免疫活性化のスイッチを押す役割を果たします。
健康な人の体でも毎日5000個から1万個のがん細胞が生まれていますが、免疫システムが正常に働いていればこれらのガン細胞は自動的に排除されます。
乳酸菌を取り続けることで免疫が安定化し、がん細胞の発生を防ぐ助けになるのです。

 

大腸ガンの予防

食生活の欧米化により肉食が増えると腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えて善玉菌が減少する傾向にあります。
腸内環境の悪化は免疫力低下につながるため、乳酸菌の摂取は大腸ガンの予防にも重要です。
またお肉を食べる時は、善玉菌の餌になる食物繊維が豊富な生野菜や玉ねぎ、ニンニク、ブロッコリーをしっかり摂りましょう。

『免疫乳酸菌』を毎日摂って身体の善玉菌を増やしましょうね。

一方、ガン細胞が自ら作り出す悪玉乳酸はガンの進行に関わるとされています。

 

ガンが放出する悪玉乳酸はガン細胞の増殖促進

ガン細胞が産生する乳酸は、2型自然リンパ球と言われる免疫細胞の機能を低下させ、ガン細胞の増殖を助けることが研究で示されています。
乳酸が増えることで、ガン細胞の周囲が酸性に傾き、リンパ球の免疫監視からガン細胞が逃れやすくなります。
そして身体が酸性に傾きます。

 

ガン細胞が増えると体重減少する理由

ガンの発症後に血中乳酸レベルが上昇すると、体脂肪と筋肉量の減少を特徴とする「悪液質」と呼ばれる状態になります。
ガンの出す乳酸が、白色脂肪組織の受容体に結合して脂肪の分解を促進したり代謝活性を高めて脂肪の消失や筋肉量の減少を引き起こし最終的に体重減少を招きます。
ガン細胞は大量の糖質を消費するため、食べた糖質は脂質に流れなくなり顔がやつれ、痩せてきます。

 

ガンになると乳酸が増えて体臭気が増大します

「低酸素」と「乳酸増加」という条件下で、肺に転移したがん細胞が通常よりも多くのガン臭気を放出することが研究で報告されています。
急に身体がやつれたり体臭や口臭が気になったら、ガン検診をおすすめします。

 

 

日常生活で意識したいポイント

普段から、免疫乳酸菌を摂り腸内の善玉菌を増やしましょう。
また飲む水はシリカ水やカモミールティーなど身体をアルカリ性にさせるものにしましょう。
ストレスで体内に活性酸素が増えると老化とガンの原因に繋がります。
毎日のビタミンCや水素ガス習慣で活性酸素を水に変えていきましょう。

また、運動によって体内で産生される乳酸は、ガン細胞の成長を抑制する可能性も指摘されていますから定期的な運動は大切ですね。

身体で発生する乳酸もタイプによって善玉・悪玉に変わることが分かりましたね。
素晴らしい年末年始をお迎えくださいね。

 

 

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※本コラムは、予防医学指導士 稲川竜生によるメールマガジンと同一内容です。なお、タイトルや見出しなど一部表現が異なる場合があります。

 

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